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業務内容

部署間の連携とチームワーク

お客様からご依頼のあった廃棄物を適正に再資源化する為には、部署間の連携が欠かせません。社員一人ひとりが自分の持つ役割を認識し、他部署を思い行動する事でお客様へのより良いサービスが可能となります。当ページではそれぞれの部署が持つ役割・業務内容を詳細にお伝えします。

部署間のつながり

技術/技能職

前処理部門(前処理課)

プラントオペレーターが焼却処理する前の下処理工程を担当します。幅広い種類の廃棄物を扱う為、化学的な知識の習得、車両系免許の資格を取得することができ自分のスキルを高められます。

主な仕事内容

  • 受入調整
    焼却炉の1日の処理量や場内の保管量は決められています。そこで1日の受入量を調整する必要があります。お客様から事前に搬入予約を頂き、その日ごとの受入量を把握し、中長期のスケジュールを組むことでコントロールしていきます。
  • 受入対応
    当社には多種多様な廃棄物がさまざまな車両で搬入されます。お客様を安全に誘導し、適正な場所へ案内します。また、当社へはたくさんのお客様が見学に訪れます。常に場内の整理整頓を心掛け、キレイに保つことが必要です。
  • 破砕・圧縮・小分け、中和
    多種多様な廃棄物を効率良く適正に処理する為には、下処理(前処理)が必要です。サイズの大きな廃棄物は破砕機を通して細断し、容量のかさむ物は圧縮することで減容します。また、有害な成分を持つ廃棄物は、投入量によっては焼却時に有害なガスを発生する為、少量に小分けします。強酸や強アルカリ等は中和することで中性に戻し冷却水として使用します。

焼却部門(プラント課/プラントオペレーター)

実際に焼却処理部門を担当する当社の花形的部署です。下処理行程の終った破棄物を焼却炉へ投入していきます。専門資格や講習、資格取得を通してプロのオペレーターとして活躍していきます。

主な仕事内容

  • 測定監視、制御、点検、巡視
    室内でモニタを観察し、排ガス数値や燃焼状態をチェックします。安全に適切に処理が行われているかを常に確認しながら、トラブルや異常があれば迅速な対応が求められる重要なお仕事です。
  • レーン操作
    室内からクレーンを操作し、ピットに集まった廃棄物を焼却炉までのコンベアに繋がる供給フィーダーに移動します。排ガスへの影響、また焼却炉内の溶融状態に悪影響を及ばさないように、計算しながら形状・性状・成分の違う廃棄物を並べていきます。品質の良い溶融スラグを製造する為にも気を配りながら作業します。
  • 焼却炉の点検、メンテナンス
    焼却炉を運転するうえで設備や電気のトラブルは避けては通れません。いかにトラブル発生を抑えられるかは日頃の点検、メンテナンスにかかっています。日頃から小まめに各所の点検を行いながら必要があれば修繕・部品の交換を行い、設備が最高の状態を保てるためにメンテナンスを行っています。

修繕部門(保全係)

焼却プラントや自社設備等の修繕・メンテナンスを担当します。

主な仕事内容

  • 焼却炉の修繕
    焼却炉はさまざまな機械や部品が組み合わされ構成されています。よって消耗品が劣化したり機械によっては性能が衰えていきます。焼却炉の稼働とメンテナンスは表裏一体のものと言え、永く維持するためには小まめな修繕が欠かせません。自社で可能なものはその都度修繕し、そうでないものは協力会社と連携しながら実施します。
  • 定期補修工事
    当社では年2回、合計2ヶ月間焼却炉の稼働を停止し定期補修工事を実施しています。年間数十社200名近い協力会社様が当社を訪れ工事を行いますので、予算管理、また効率良く工事を進める為のスケジュール調整や段取りを担当します。
  • 場内施設や備品の修繕
    焼却炉に限らず、各部署から上ってくる不具合や修繕依頼には何でも対応します。

収集運搬部門(収集課)

お客様のニーズに少しでもお応えするべく、当社では多種多様な車両を所有しています。目的や経験、スキルによってその日搭乗する車両が決まる為、ドライバー同士のコミュニケーションが欠かせません。走行中はもちろん、積込み・荷下ろし時の安全配慮、また廃棄物に関する知識の習得が求められます。

主な仕事内容

  • 廃棄物収集運搬・回収
    廃棄物には固形状、液状、泥状等さまざまな形状や特性があったりします。運行管理者が調整した予定に合わせ、決まった時間に決まった車両で回収に伺います。九州一円のお客様から回収のご依頼がある為、迅速な対応が求められます。また、廃棄物の取り扱いには多くの法規制やルールがあります。法令の遵守、安全な運転・作業が求められます。

総合職

営業部門(営業課)

工場や自治体、医療機関や学校等あらゆる分野のお客様とお取引させて頂いています。お客様のご要望にお応えし、廃棄物処理やリサイクルに関する提案営業を行います。

主な仕事内容

  • 既存のお客様フォロー
    廃棄物を排出する排出者には「排出事業者責任」という法律があり、自社から排出した廃棄物を最後まで見届ける必要があります。その為、排出者は信用ある処理業者を選定することになるのですが、当社は営業エリアである九州一円のたくさんのお客様から処理を受託しています。当社を信用してご依頼していただいているお客様を定期的に訪問し、情報交換を行ったり近況を報告させていただきます。
  • 新規お問合せ対応
    当社には九州一円からたくさんの処理相談が寄せられます。その為、その都度親身になって処理フローのご説明や料金のご説明をさせて頂きます。
  • 契約/協議
    商談がまとまれば契約書を締結する必要があります。また、県外のお客様が宮崎県に廃棄物をもちこまれる場合、宮崎県に対して事前に協議承認を得る必要がある為、申請書類の作成をお手伝いしたりします。

環境、安全に関するマネジメント部門(環境安全室)

廃棄物の分析後の数値を見て処理価格を決定したり、最適な処理方法を模索します。また、社内のシステム構築やISO14001(環境マネジメントシステム)事務局として社内の継続的環境改善に取り組みます。

定期補修期間中に焼却炉の中を案内する様子

主な仕事内容

  • 分析会社(グループ会社)と営業との橋渡し
    廃棄物の処理価格を決定するのに、まず分析会社で有害物の含有試験等の成分測定を行います。その分析結果を元に営業担当と打合せを重ね、適正な処理価格を導き出します。
  • ISO14001事務局
    ISO14001を維持する為には、社内の環境改善や数値の把握、目標管理が必要です。3年に1度の更新審査に向けて、毎年実施される維持審査の対応や日頃からの取り組みが必要です。
  • 安全構築
    社内の安全を確保する為に、作業環境を整えたり社員への安全教育を行います。新入社員に対しては定期的に工場内の見学会を実施し、各設備の構造や役割について学んでもらうことで安全意識を高めてもらいます。特に年に2回実施する定期補修工事期間中は、焼却炉の中に入ったり普段では経験できないような貴重な体験を積んでもらいます。

試験研究

廃棄物に関わる試験や廃棄物のリサイクルに関わる研究開発を行います。また、リサイクル施設の導入や処理施設の導入に向けた調査や情報収集、分析会社(グループ会社)との折衝を行います。

主な仕事内容

  • 試験研究
    現在は主に太陽光パネルのリサイクル方法についての研究開発を行っており、廃棄物を焼却せずにリサイクルする方法を模索し実験を重ねています。太陽電池モジュールには主に結晶シリコン系とCIS系薄膜の2種類があります。当社はCIS系の研究を行っている中で、宮崎県と共同で「CIS系薄膜太陽電池からの有価物回収方法2019.7.26」の特許を取得しました。結晶シリコン系の研究も含めさまざまな実験を重ねており、事業化へ向けて検討を重ねています。

総務職

会計業務、社員の労務管理等幅広い業務を担当します。

主な仕事内容

  • 電話/来客対応
    当社を訪れるお客様の応対や、お問合せに対する電話応対を行います。
  • 経理
    日々の出納管理から試算表の作成、銀行用務等を担当します。
  • 労務管理
    社員の健康管理、給与計算、福利厚生を担当します。
  • 広報
    求職者や地域の方々に当社の魅力を発信します。就職説明会への参加やホームページの管理を行ってもらい自社をPRするお仕事です。

受付/売上・請求(受付係)

搬入車両の計量や、お持ち込みをされるお客様の対応、また売上・請求業務を担当してもらいます。

主な仕事内容

  • 計量/売上業務
    搬入になった車両の受付を行い、廃棄物の種類や荷姿、数量を前処理課へ案内します。計量を終え廃棄物の重量を確定させ売上作業を行います。
  • 書類整理・管理
    排出業者には、廃棄物を排出する場合に種類ごとのマニフェスト伝票(産業廃棄物管理票)発行が義務付けられています。当社に搬入になった廃棄物のマニフェスト伝票を管理し、決められた5年間の保管をする為に適正に整理します。また、見積書や契約書の管理等も行っています。
  • 請求業務
    請求書発行業務を担当します。日々の売上業務に間違いがないか改めて確認し、決められた締め日ごとに請求書を発行します。